地下鉄桜坂駅の近く、江戸時代には大鋸ノ谷(おがのたに)と呼ばれ桜の名所だったそうです。現在でも通りから少し外れると緑が多く鬱蒼ととした丘陵地、そんな中にひっそりとたたずむ桜ヶ峯神社は神聖な空気の漂う神社です。
桜ヶ峯神社基本情報
地図・住所・電話番号
住 所: 福岡市中央区桜坂2丁目11-34
参拝時間:無し
定休日:無し
駐車場:桜坂駅付近にコインパーキング有
桜ヶ峯神社由来
昔、大鋸ノ谷(おがのたに)の中で光を発するものを見つけ驚いた人が「これは神様の光である」と信じていたら、夢の中で「自分の像が長いこと土に埋まっている、掘り出して祀りなさい」とのお告げがあったそうです。早速、翌日掘出して桜嶺にお祀りしたところ夜中に光を発し神様の像身が現れたと江戸時代の「桜峯地蔵記」に書いてあります。
そののち藩主黒田候(なおよし)が鷹狩で訪れたときに霊的顕著なこの場所に驚き社殿を改築したといわれています。有名な修験道場としても栄えていたんだとか。
桜ヶ峯神社ご祭神
桜ヶ峯神社に祀られている御祭神は、祓戸四神といい、これらを指して祓戸大神と言うこともある。これらの神はあらゆる罪・穢を祓い去る神でそれぞれに役割があるといわれている。
- 瀬織津媛神(せおりつひめのかみ)
もろもろの禍事(災い)・罪・穢れを川から海へ流す。
九州より南では海の神ともされています。 - 速佐須媛神(はやさすひめのかみ)
河口や海の底で待ち構えていてもろもろの禍事(災い)・罪・穢れを飲み込む。
神道においては祓を司どる神とされており。祓戸(祓所、祓殿)とは祓を行う場所のことで、そこに祀られる神とされています。 - 気吹戸主神(いぶきどぬしのかみ)
速開都比売神(はやさすひめのかみ)がもろもろの禍事(災い)・罪・穢れを飲み込んだのを確認して根の国・底の国に息吹を放つ。
海原に強風を生み出し罪穢を吹き払う神とされる。 - 速秋津媛神(はやあきつひめのかみ)
根の国・底の国に持ち込まれたもろもろの禍事・罪・穢れをさすらって消してしまう。
桜ヶ峯神社ご利益
御祭神が祓戸四神、これらの神はあらゆる罪・穢を祓い去る神なので、ご利益はやはり厄除け、開運に強いのではないかと思われます。
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