八百万(やおよろず)の神と言えば、ジブリのアニメ「千と千尋の神隠し」。
湯婆婆(ゆばあば)が「人間の来るところじゃないんだ。八百万の神達が疲れをいやしに来るお湯屋なんだよ。」と千尋に告げる場面があります。
そして、お湯屋の様子には様々な八百万の神様達が描かれいます。
この八百万(やおよろず)の神とは、いったいどのような神様なのでしょう。
八百万(やおよろず)の神とは、多種多様な数多くの神 という意味です。
遠い昔、私達の祖先は稲作や農耕、漁獲で生活をし自然との係りの中で生きてきました。
自然の力は、恵みの豊かさと、時には猛威も振るいましたが、人々は、あらゆる物を生み出す自然の力に生命の力や尊さを実感し、その力を神々の働きとして捉えまつりました。
これが、八百万(やおよろず)の神のはじまりです。
※志賀海神社
神々は、海の神、山の神、風の神など自然現象を司る神々、衣食住っを司る神々、国土開拓の神々など様々でその数の多さから八百万(およろず)の神と言われています。
日本には、田んぼの中だったり、街の中だったり、あちこちに神社がありますが、この八百万(やおよろず)の神様達をおまつりしているのが神社なのです。
神社を中心とした日本の神々への信仰を神道(しんどう)といい、日本特有の信仰です。
※筥崎宮
また、神社には八百万(やおよろず)の神様以外にも、菅原道真公や応神天皇といった、国家や郷土のために尽くした偉人や子孫の行く末を見守る祖先の御霊も神様として祀(まつ)られています。
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